お知らせ

札幌テレビ放送STVさんの「どさんこドクターサーチ」に片頭痛のコラムを書きました。

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コラムは以下の内容です。

このコラムを読まれている方の中にも慢性の頭痛で悩んでいる方は多いことと思いますが、市販の鎮痛薬では痛みが改善しにくい頑固な頭痛の一つに片頭痛があります。


片頭痛は、痛みを感じる三叉神経(さんさしんけい)から痛みに関する物質が出ることで血管を拡張させたり、炎症を起こすことで頭痛を引き起こすといわれており(※まだ原因ははっきりわかっておりません)、月に1〜2回、もしくは週に1〜2回の程度で繰り返し発症し、女性に多くみられます。(男性の4倍というデータもあります。)特に30代〜40代の女性で、有病率は高くなっています。

片頭痛の発作の特徴としては、

①片側に生じる、
②ズキンズキンと拍動を感じる、
③発作が数時間から3日間ほど持続する、
④日常生活が困難で寝込んでしまうほどの強さである、
⑤歩行や階段の昇り降りなどの刺激で悪化する、
⑥吐き気や嘔吐を伴うことがある、
⑦発作中は光や音の刺激を過敏に感じる、

などが挙げられます。

また、「片」頭痛とは言うものの、4割くらいの方は「両側性の頭痛」を経験していますので、「両側が痛いから、私は片頭痛ではない」というのは正しくはありません。発作の前に、前兆と呼ばれるモザイク状の光が視界に現れる方や、何となく頭痛が起こりそうという予兆を感じる方もいらっしゃいます。
女性の場合は月経などホルモンの影響が発作に関与する場合もありますし、気候の変化(台風、梅雨など)、睡眠不足やストレスが関与する方もいらっしゃいます。
また、チーズや赤ワイン、チョコレートを摂取した後に片頭痛を起こす方もいらっしゃいます。

軽い片頭痛の場合は、市販の鎮痛薬でも効果がありますが、動けなくなるほどの激しい頭痛の場合には、トリプタン製剤が効果的です。拡張した血管を収縮させたり、炎症を鎮めることで頭痛を和らげるとされています。
また、発作が頻回に起きる方には、予防薬の定期内服がおこなわれる場合もあります。カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、漢方薬など、その方に最も適した薬を飲むことで発作の頻度を減らしたり、症状を軽くすることが期待できます。

片頭痛発作でお悩みの方は、お近くの脳神経外科、脳神経内科、ペインクリニック内科などへの受診をお勧めします。

※全く頭痛が無い方に、突然、頭部を殴られたような激しい痛みが出たり、手足のしびれが出た場合には、くも膜下出血などの脳血管障害が疑われますので救急車を呼びましょう