股関節、そけい部が痛い
代表的な股関節、そけい部の疾患
変形性股関節症
立ち上がる時、歩き始める時に股関節に痛みを感じるのが初期の症状です。女性に多く、子供の時の股関節形成不全などの後遺症として起きることが多いようです。レントゲンと症状で診断がつきます。
治療
内服薬、筋力強化のリハビリテーション、肥満があればダイエットなどをおこないますが、痛みが取れない時や、関節変形が進行していれば、人工関節置換術の適応です。適切な医療機関に紹介させていただきます。
鼠径部痛症候群(グロインペイン)
若い男性に多く、ランニング、サッカーなどでのキックの時に鼠径部周囲に痛みを生じるもので、触診で痛みを生じることも多くなります。筋肉の柔軟性の低下やオーバートレーニングが原因になることが多いですが、他の疾患も隠れていること(鼠径ヘルニアなど)があるので注意が必要です。
治療
内服薬、休息、神経ブロック注射、ハイドロリリース、リハビリテーションなどをおこないます。