お知らせ

当院では院長が多汗症に悩んできた経験から、開業以来、多汗症外来をおこなっております。

そんなに緊張していなくても手汗が出る、足裏にも汗が出る、少し暑いと脇汗も増える、緊張で汗が垂れる、いろんなことで悩んできました。

多汗症の外来は、原発性局所多汗症ガイドラインという、その治療を行うことで健康の害がなく、効果が見込めて勧められている治療を中心におこなっています。

ガイドラインでは、手汗、足汗、脇汗に、塩化アルミニウム液の外用液が勧められますが、市販のものには濃度が薄いものや添加物質が多いものもあるため、当院では、ナカジマ薬局の協力により、20%、40%の外用液を作成して処方しております(自費になります。)

この6月から、処方箋で処方出せる多汗症に対する薬は3種類となりました。

塩化アルミニウムでは効果が出ない方もいるのですが、2年前に発売された脇汗専用の画期的な薬がエクロックゲルです。1日1回の使用で汗を減少させる薬ですすが、緑内障や前立腺肥大のある方などには使用できません。(抗コリン作用があるため。詳細は略。)少し塗り方が面倒だったのですが、この6月から大きさも小さくなり、塗るのも簡単になりました。

その後、エクロックと類似の成分が含まれたシートタイプの脇汗専用の薬が発売になりました。ラピフォートワイプという薬で個包装になっているので、カバンの中に入れる時など、持ち運びが便利になっております。この薬も、緑内障、前立腺肥大の方などには使用できません。(抗コリン作用があるため)

そして、この6月、手汗専用の外用薬、アポハイドローションが発売になりました。当院には手汗で悩む若い方が多く来院されるのですが、今までは塩化アルミニウム外用薬以外には、イオントフォレーシスという通院が必要な治療や内服薬を処方していましたが、この薬の発売で治療の選択肢が増えました。この薬も抗コリン薬という種類の薬なので緑内障の方や前立腺肥大の方などは使用できません。

このアポハイドローションは新薬なため、1回で2本、2週間分しか処方ができません。そして、3割負担で700円くらいなので、2週間で1400円くらいになります。少し、高いですよね。

当院では手汗治療には、まず、塩化アルミニウムを処方(500円で2ヶ月くらいは使用可能です)、それで効果のない方に処方を勧めていく予定です。